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オーストラリアの幼児教育について

オーストラリアの幼児教育は、日本の幼児教育と比べ、さらに将来を見据えた明確な目標を打ちたて、それに基づいて進められていると聞きます。
そう聞くと、子供たちは教育にがんじがらめにされているのかと不憫に感じますが、そうではありません。

実際にオーストラリアに留学していた方のコラムを読んだことがあるのですが、その中に綴られていたオーストラリアの幼児教育の現状は、あくまでも子供達ひとりひとりの個性を大切にし、自主性を重んじるものであるということでした。

先生はどんな位置づけにあるのかというと、たとえばお絵描きの時間だとすれば、子供たちに自由に素材を選ばせ、考えさせることで様々な視点での発想を導き出すためのヒントを与えるサポート役のような役目を果たすために存在するというイメージなのだそうです。

こうしてみていくと、オーストラリアの幼児教育は、将来子供たちが社会へ巣立ち、高等教育や職業訓練を経て国を支える優れた人材となるための教育を国をあげて進めているとはいっても、日本の幼児教育よりも自由度が高いのではないかという気がします。
日本においての幼児教育というと、名門といわれる学校の幼稚部にいれるためには年端もいかない頃から様々なお稽古事に通わせ、いわゆる「お受験」に勝ち残るためのノウハウを詰め込まれていくというようなイメージが一般的かと思います。

その他の国にしても同様ですが、真に子供達のことを考え、立派な社会人とするために本当に必要な教育とは何かということを、オーストラリアの幼児教育と日本の幼児教育との違いから考えさせられはしないでしょうか。

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